【レクサス RX 新型】米国では戦略的価格で発売

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【レクサス RX 新型】米国では戦略的価格で発売
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米国トヨタ販売は6日、新型レクサス『RX350』の価格を発表した。ベースグレードで3万6800ドル(約335万円)と、従来モデルを下回る競争力のあるプライスが掲げられた。

新型RXは2008年11月のロサンゼルスモーターショーで初公開。レクサス「Lフィネス」にのっとったデザインは、いっそう洗練度を増し、内外装の高級感も大きく引き上げられた。にもかかわらず、米国での価格は、RX350のFF車が3万6800ドル(約335万円)からと、旧型よりも900ドル(約8万2000円)安いプライスタグが付けられた。

ちなみに、日本ではトヨタ『ハリアー』からレクサス『RX』に車名が変わり、レクサス店が初めて取り扱いを開始。RX350の価格は、FFのベースグレードで460万円(東京地区)と、旧ハリアーよりも40%以上もアップしている。そのため、トヨタは旧型ハリアーの2.4リットル車を併売するという販売策に打って出た。

もちろん、米国仕様にはHDDナビゲーションやインテリジェントAFSがオプションとなるなど、日本仕様と装備の違いがあるため、価格の単純比較はできない。また米国仕様はトヨタのカナダ工場で生産されるため、日本から輸入するよりは有利な価格設定が可能だ。それでも日米の価格差、125万円は大きい。

世界最大の自動車市場、米国はそれだけ競争が激しく、昔から戦略的な価格政策を取る自動車メーカーが多かった。レクサスRX350の価格発表と同じタイミングで、アウディは新型SUV、『Q5』の米国価格を3万7200ドル(約338万円)からと公表している。米国では昨年の金融危機以降、高級SUVの販売は総じて不振。レクサスやアウディの価格戦略が功を奏するか、注目だ。

《森脇稔》

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