日産ゴーン社長「最悪のシナリオが現実に」

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日産ゴーン社長「最悪のシナリオが現実に」
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日産自動車のカルロス・ゴーン社長は9日、2008年度第3四半期決算の会見で、自動車を取り巻く状況について、「最悪のシナリオが現実のものとなっている」と頭を抱えた。

日産では今年度の予想を控えめな前提に立って、さまざまな仮説を立ててきた。もちろん、その中には最悪のケースも想定してあった。この約5か月、その最悪のケースが続いているというわけだ。

円高の水準、景気の減速、自動車市場の落ち込み、そして資金調達の問題。ゴーン社長によれば、どれも最悪。「金融危機は9月に端を発しており、予想では信用収縮の問題は今頃解決しているはずだった。ところが、まだグローバルに見ても銀行が十分な貸し付けを行っていない」と訴える。

そんなことで「2009年度の計画を話すには時期尚早で、5月になってから」とのことだ。ただ、世界の自動車市場については「5000万台レベルに近づいている」と見ている。

《山田清志》

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