【シカゴモーターショー09】ヒュンダイ ジェネシスクーペ…驚愕のドリフトマシン

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【シカゴモーターショー09】ヒュンダイ ジェネシスクーペ…驚愕のドリフトマシン
【シカゴモーターショー09】ヒュンダイ ジェネシスクーペ…驚愕のドリフトマシン 全 6 枚 拡大写真
ヒュンダイモーターアメリカは、シカゴモーターショーで『ジェネシスクーペ』のドリフトマシン、『RMRレッドブル』を初公開した。2009年の米国モータースポーツシーンで大暴れする計画だ。

RMRとはリース・ミレン・レーシングの略。今年のスーパーボウルCMで華麗なドリフトテクニックを披露したリース・ミレン氏が代表兼ドライバーを務める。今回のシカゴモーターショーでは、米国で3つのモータースポーツに参戦するプランが、RMRレッドブルチームから公表された。

それは、パイクピークス国際ヒルクライム、フォーミュラD、レッドラインタイムアタックシリーズの3つ。栄光を勝ち取るために開発されたのが、ジェネシスクーペをベースにしたRMRレッドブル仕様である。

徹底した軽量化を施しているのが大きな特徴。内装材はすべて取り払われ、ボディパネルのほとんどがカーボンファイバー化された。例えば、ジェネシスクーペのサイドドアは約31kgの重さがあるが、このマシンではわずか3.9kg。トータル重量は1088kgに抑えられている。

エンジンスペックもインパクトが強烈。ベース車の3.8リットルV6の排気量を4.1リットルに拡大。ターボネティクス社製の大容量ターボチャージャーを追加した。この結果、最大出力は550ps、最大トルクは71.9kgmを発生。パワーウェイトレシオは1.98kg/psと驚異的な数値をマークしている。

外観で目を引くのが大型リアウイング。高速域で有効なダウンフォースを稼ぐアイテムだ。リアアンダーにはディフューザーを装着。リアフェンダーはワイド化されており、タイヤはフロントが225/40R18、リアが265/40R18サイズのトーヨー「プロクセスR1R」を履く。

ボディ剛性は徹底的に高められ、A/Bピラーなどを強化。室内には強固なロールケージが張り巡らされる。シートはスパルコ製のフルバケット、トランスミッションはHKS製のシーケンシャルを採用。足回りにはKW製の車高調整サスペンションが組み込まれた。

今年のスーパーボウルCMで、存在感を示したジェネシスクーペ。今度はモータースポーツでその実力をアピールする戦略だ。米国モータースポーツシーンの台風の目になる可能性は、十分にある。

《森脇稔》

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