パナメーラ、インテリア初公開!!…ポルシェの新型4ドア

自動車 ニューモデル 新型車
パナメーラ、インテリア初公開!!…ポルシェの新型4ドア
パナメーラ、インテリア初公開!!…ポルシェの新型4ドア 全 12 枚 拡大写真

ポルシェは12日、『パナメーラ』のインテリア写真を公開した。2008年11月に明らかにされたのはエクステリアのスタイリングのみ。今回、エンジンスペックや価格も公表され、新型の全容が判明した。

パナメーラの室内は、4ドアスポーツクーペにふさわしい独自の世界を構築。中央を貫くセンタートンネルは、独立4シーターのレイアウトを引き立てている。適度なタイト感を持たせたコクピットは、ポルシェらしいものだ。

エクスクルーシブな雰囲気を演出してくれるのが、豊富なコーディネートが可能なトリム。上質なレザーは13色から選べ、ツートン色も4タイプを設定。カーボンやオーリーブウッドなど装飾パネルも、7種類用意している。

後席は低めのヒップポイントのおかげで頭上空間に余裕があり、足元も広々。ドイツ「Brrmester」社製のハイエンドオーディオは、コンサートホールのようなサウンドを聴かせてくれる。ヘッドレストモニターや、4席独立で温度&風量が調整できる4ゾーンオートエアコンもオプション設定された。

ターボにはシートやステアリング位置をメモリーできる機構が標準装備。トランクは4つのスーツケースが積載できる広さで、容量はVDA計測で、ターボが432リットル、「S」と「4S」は445リットルを確保した。安全面では運転席&助手席エアバッグに加えて、カーテンエアバッグ、サイド&ニーエアバッグを標準装備。後席サイドエアバッグはオプションで装着できる。

エンジンは『カイエン』と共通の直噴ガソリン3機種だが、3.6リットルV6の「パナメーラ」(ベースグレード)は遅れてデビューする。当初はV8モデルのみで、「パナメーラS」と「パナメーラ4S」は4.8リットルV8(400ps)、「パナメーラターボ」は4.8リットルV8ツインターボ(500ps)を搭載している。

トランスミッションは7速2ペダルMTの「PDK」(ポルシェ・ドッペル・クップリング)が基本で、パナメーラSには6速MTも用意される。PDK車には、ステアリングホイールにパドルシフトが組み込まれる。

駆動方式はパナメーラSがFR、4Sとターボは4WD。0-100km/h加速はSが5.4秒、4Sが5秒、ターボが4.2秒。最高速度はSが283km/h、4Sが282km/h、ターボが303km/hと、ポルシェの名に恥じない一級のパフォーマンスを実現している。

欧州複合モード燃費とCO2排出量は、Sが9.26km/リットル、253g/km、4Sが9km/リットル、260g/km、ターボが8.2km/リットル、286g/km。PDK仕様にはアイドリングストップ機能が付く。

パナメーラは4月の上海モーターショーで正式デビューを飾る。販売開始はドイツが9月12日、北米が10月17日。ドイツでの価格は、Sが9万4575 - 9万8085ユーロ(約1093 - 1134万円)、4Sが10万2251ユーロ(約1182万円)、ターボが13万5154ユーロ(約1562万円)となっている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  3. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  4. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  5. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る