飲酒運転の発覚を恐れ、虚偽の盗難届

自動車 社会 社会

今年1月に埼玉県加須市内の国道125号で発生した当て逃げ事件について、埼玉県警は9日、21歳の男を道路交通法違反(事故不申告)容疑で逮捕した。事故後に「クルマが盗まれた」と虚偽の通報もしていたという。

埼玉県警・加須署によると、問題の事故は今年1月5日の午前0時30分ごろ発生している。加須市多門寺付近の国道125号で対向車線側に逸脱してきた軽乗用車と、順走していた乗用車が衝突。順走側のクルマを運転していた35歳男性にケガはなかったが、逸脱側のクルマは現場から逃走した。

現場から逃走したとみられるクルマはその後に加須市内で放置されているのが発見されたものの、これを所有する男は「クルマは立小便をしている隙に、何者かに盗まれた」と警察に盗難届を出していたことが後に判明した。

しかし、男が盗難被害を申告した際に供述した内容にはいくつかの不審点もあり、警察は「男がクルマを盗まれた」とする場所の検証を実施したところ、立小便したという場所からはアンモニア等の反応が無かったことが判明。この点を追及したところ、事故当時に自分で運転していたことを認めたため、道交法違反容疑で逮捕している。

調べに対して男は「事故当時はかなり酒に酔った状態で運転していた」などと供述しており、警察では飲酒運転の発覚を恐れた男が虚偽の申告をしたものとみている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【ヤマハ YZF-R25 新型】人気の理由は「映えるデザイン」にあり! 進化する「Rの血統」とは
  2. トヨタ『カローラクロス』改良新型、米国はガソリン車も設定…ハイブリッドと顔が違う
  3. 【スバル フォレスター 新型試乗】日本車の目覚しい進歩に舌を巻く…中村孝仁
  4. マツダ、新型電動SUV『EZ-60』を中国発売…約250万円から
  5. BMW「ノイエクラッセ」最初のモデル、『iX3』新型は10月末から量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る