日本精工、世界最短で軽量・コンパクト・高出力の電動パワステを開発

自動車 ビジネス 企業動向
日本精工、世界最短で軽量・コンパクト・高出力の電動パワステを開発
日本精工、世界最短で軽量・コンパクト・高出力の電動パワステを開発 全 4 枚 拡大写真

日本精工は13日、ステアリングのECUなどのメカトロニクス機構とブラシモータを一体化した世界最短、軽量・コンパクトで高出力なコラムタイプ電動パワーステアリング(コラムタイプEPS)を開発したと発表した。

電動パワーステアリングは、従来の油圧式パワーステアリングに比べ、燃費やステアリング制御機能に優れているため、大型車から小型車まで世界中で普及が進んでいる。日本や欧州では環境意識の高まりや、特に欧州では駐車スペースの確保のし易さから、従来に比べて格段に全長が短い小型車が登場している。一方で、新興国ではモータリゼーションの進展を背景に、従来よりも一段と小さなクルマが登場している。

今回の開発品は、ブラシモータとECU、トルクセンサ基板、ギヤボックスやトルクセンサコイルのメカトロニクス部の全てを一体化した機電一体システムの採用で、世界で最も短く、軽量・コンパクトなコラムタイプEPSで、低燃費や車両の小型化に対応した。
 
コラムタイプEPSはトヨタ自動車の小型車『iQ』に採用された。今後、この機電一体型のコラムタイプEPSを日本、欧州、BRICsなどで需要が高まるコンパクトカー向けの戦略商品として、拡販をしていく計画。
 
世界的に進むクルマの小型化を背景に、2010年までに年間50万本以上の販売を目指す。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  3. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  4. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  5. 「逆輸入車」がアツい!? 報道で米国トヨタ車に脚光、3列SUV『グランドハイランダー』に国内からも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る