9日正午ごろ、神奈川県小田原市内にあるショッピングセンターの駐車場で、駐車中のワゴン車から出火しているのを客が発見した。車内には2人の幼児が取り残されており、警備員がガラスを割って救出したが、顔面をヤケドする重傷を負った。
神奈川県警・小田原署によると、事故が起きたのは9日の午後0時15分ごろ。小田原市前川付近にあるショッピングセンターの駐車場で、駐車中のワゴン車の車内から火が出ているのを客が発見した。
車内には4歳の女児と3歳の男児がいたが、クルマのドアは施錠されていたため、連絡を受けた警備員は消火器を使ってガラスを破壊。2人を救助した。2人はドクターヘリで伊勢原市内の病院に収容されたが、顔面ヤケドなどの重傷を負った。警察では2人の母親で、クルマを運転していた27歳の女性から事情を聞いている。
火は後部座席から上がっており、近くにライターが落ちていた。女児は救急隊員に対して「ライターで遊んでいた」などと話しており、警察では2人がライターで遊んでいるうち、何かに燃え移ったものとみている。
事故当時、母親は1歳男児のみを連れて買い物をしていた。2人は車内での留守番を指示されていたという。