富士スピードウェイ、自転車レースにおける救護体制で学術発表

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富士スピードウェイ、国士舘大学大学院、国士舘大学ウェルネスリサーチセンター、のメンバーで構成されるメディカルチームが、13日に兵庫県神戸国際会議場で行われた「第14回日本集団災害医学会」において学術発表をした。

学術発表は「サーキットで行われた大規模自転車レースにおけるJPTEC - JATECベースのマスギャザリング体制の構築」という演題でおこなわれた。

2007年、富士スピードウェイで開催された「富士チャンレンジ200」(主催:ランナーズ)において接触転倒事故が多発、より高度な救護体制ニーズが増加した。

そこで、08年11月に富士スピードウェイで開催された自転車レース「富士チャレンジ200」(参加台数2122台)に向けて、多発する接触転倒事故を減少させるとともに、事故発生時の安全で迅速な救護活動の実践と適正かつ円滑な診療を目指すため、過去3年間の同レースのデータを分析して救護体制を構築した。

救護体制では、●事故の抑制、●事故発生時の安全かつ迅速な救護活動と2次災害の防止、●的確な救護・医療の提供、の3点をテーマに検討を進めた。

08年の大会ではコース上に救急車5台(各車3名、うち1名は救命士の計15名)、誘導車4台(各車1名の計4名)、警告車2台(1名)を配置するとともに管制2名、固定監視員23名、場内医療施設に医師2名、看護師3名、救命士1名、補佐2名の計8名の合計53名を適所に配置した。 

また、ペースカーを先導させ、種目別にラインを分けたスタートを実施、全コースを確認可能な37台のカメラで管制が常時監視し、事故発生時はコース上の各所に配置した監視員に初期動作を指示。

事故多発エリアに予めセンターラインを設け、事故発生時には監視員が旗で警告、コーナー入口左右の警告車がコースの片側を封鎖(コース全幅で多重事故が発生した場合は、予め設定したコース外のバイパスへ誘導)し、確実に安全が確保された中で救急車を 接近させ救護処置を施した。

更に事故発生現場での負傷者への確実な観察処置を実践、場内医療施設への迅速な搬送と専門医による的確な医学的評価を実施し、先進的な救急医療水準を満たした体制で臨んだ。

結果、事故の減少と2次災害の未然防止を達成し、安全な競技運営を実現したとしている。

近年の健康増進への関心の高まりからロードレース型自転車の耐久レースが増加しているが、今回の救護体制が同学会に評価され発表となった。

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