丸紅とスチールプランテック、韓国から最新鋭電気炉を受注

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丸紅とスチールプランテックは17日、韓国・東国製鋼から年産100万tの電気炉関連設備を受注したと発表した。東国製鋼が仁川工場の老朽化設備を更新する計画の一環で発注したもので、2010年末の稼働を目指す。

東国製鋼は、仁川工場を鉄筋棒鋼専用工場として近代化する方針で、旧設備の廃棄・新設備への集約を計画、高効率の電気炉の導入を検討していた。韓国でも排ガス規制が強化されていることから、東国製鋼は、今回プロジェクト名称を「エコ・フレンドリー・メルトショップ」と命名、環境面での評価を重視していた。特に仁川工場は、都市部に立地することから、周辺地域への配慮が必要で、これらの要求を満たす最新鋭電気炉「エコアーク」が選ばれたとしている。
 
エコアークは、スチールプランテック製の最新鋭のシャフト式電気炉で、電気炉、スクラップを連続装入するシャフト部分で構成する。今回の電気炉は120tAC炉の仕様で、既設炉に比べて電力原単位が大幅に削減できるほか、スクラップの低品位化に対して制約がない点が評価された。環境面でもエコアークの特徴である密閉構造が寄与し、燃焼・急冷設備の処理効率が高いプロセスとなっている。
 
今回のエコアーク受注は、昨年稼働を開始したJFE条鋼の仙台製造所に続く4台目で、海外では初めて。

《レスポンス編集部》

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