新型レクサス『RX』は「次世代クロスオーバー」をめざして開発した、と謳われる。「次世代クロスオーバーとは、2010年代を“戦う”商品です」と開発責任者であるトヨタ自動車レクサスセンター製品企画の勝田隆之チーフエンジニアは力強く言う。
具体的には、V6ハイブリッドシステム「+E-Four」の搭載などにより、卓越した動力性能と優れた環境性能を高い次元で両立すること。ドライビングに集中できる環境づくりを追求したコックピットにすること。このように、他のSUVとは一線を画す躍動感に満ち、かつ安心感・満足感を提供するモデルをめざした。
「石油資源やCO2排出など、環境問題はかつてなく厳しくなっています。とくにハイブリッドシステムは、現時点でできるところまで徹底的に作り込みました。また世界市場全体で見ると、高級車の台数はまだ増えると考えられます」
こういった状況に答えるのが「次世代クロスオーバー」というわけだ。