15日夜、京都府京都市下京区内の市道で、路肩に止めたタクシーから降車した56歳の男性運転手が、後方から進行してきたバイクにはねられた。男性は収容先の病院で死亡。警察はバイクを運転していた36歳の男を飲酒運転の現行犯で逮捕している。
京都府警・七条署によると、事故が起きたのは15日の午後9時55分ごろ。京都市下京区常葉町付近の市道で、道路左側の路肩にタクシーを止め、車外に降りた56歳の男性運転手に対し、後方から進行してきた2人乗りのバイクが衝突した。
男性は転倒した際に後頭部を強打。近くの病院に収容されたが、約9時間に死亡。バイクに同乗していた19歳女性にケガはなかった。バイクを運転していた36歳の男からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出しており、警察は自動車運転過失傷害と道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕。男性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを進めている。
現場は片側1車線の直線区間。調べに対して男は「ビールなどを飲んだ」などと供述しているようだ。警察では飲酒した場所や量の特定を急いでいる。