SFCGが実質的に経営破たんして、23日に民事再生手続きの申し立てを行ったのに伴って、グループ会社で経営再建中のカーチスホールディングスの先行きに再び暗雲が垂れ込めている。
SFCGは、米国をはじめとする信用収縮による世界的な金融不安から資金調達難から実質経営破たんし、東京地裁に民事再生手続きを申請、受理された。負債総額は3380億円。今後、SFCGは、東京地裁などがスポンサーを選定、事業を再建する見通し。
SFCGはカーチスHDの親会社で、SFCGグループから経営陣を迎え入れている。カーチスHDは依然として業績が低迷しており、SFCGのスポンサーの意向や再建の過程で、カーチスが再び売却される可能性もある。ライブドア、ソリッド、SFCGと親会社の動向に翻弄され続けてきたカーチスHDだが、今後も波乱含みだ。