【新聞ウォッチ】「エンジンより車体」ホンダ次期社長は“定形外”

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【新聞ウォッチ】「エンジンより車体」ホンダ次期社長は“定形外”
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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年2月24日付

●ホンダ新社長に伊東氏/環境対応を成長戦略に、研究開発の経験者(読売・2、10面)

●GMとクライスラー、破綻させ再建検討、米紙報道(朝日・10面)

●08年広告費、5年ぶり減、新聞・テレビ落ち込み(朝日・11面)

●トヨタ4副社長交代(毎日・10面)

●川崎重工社長に長谷川氏が昇格(東京・7面)

●絵解きけいざい塾:電気自動車インフラ 充電器の普及未知数(東京・7面)

●車制御ソフト、車・電機73社が共通化、トヨタがまず採用、開発費抑え価格安く(日経・1面)

●フォード、労組と「医療」で基本合意(日経・7面)

●八千代工業社長に加藤氏を迎える(日経・11面)

●新車販売、国内300万台割れも、今年、自販連会長見通し(日経・11面)

●カーナビ4社営業赤字、今期、研究開発費が重しに(日経・13面)

ひとくちコメント

ホンダが、福井威夫社長の後任に伊東孝紳専務を昇格させるトップ人事を発表した。アカデミー賞で「おくりびと」が日本作品として初めて外国語映画賞を獲得したタイミングと重なったこともあってホンダの社長交代を1面と人物コラムで取り上げたのは朝日1紙のみ。

それでも各紙とも経済面などで「若返り、加速力に期待」(産経)、「低価格の環境車開発強化」(日経)などと、トップ交代の狙いと伊東次期社長のプロフィールを詳しく掲載している。

7代目の社長に就任する伊東氏は55歳。京大大学院終了後、78年に入社。ホンダは創業者の本田宗一郎氏をはじめエンジニアが歴代社長を務めているが、伊東氏も本田技術研究所の社長を歴任するなど典型的な研究開発畑出身。

しかし、福井社長らはエンジン開発やレースに携わってきたが、伊東氏は車体の開発が中心。燃料電池車や電気自動車などの究極のエコカー開発には必ずしも内燃機関が主流になるわけではない。その意味ではこれまでの不文律には合わない“定形外”社長の誕生である。

《福田俊之》

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