【ボルボ 新パワートレイン】マイルドなデュアルクラッチAT

自動車 ニューモデル 新型車
【ボルボ 新パワートレイン】マイルドなデュアルクラッチAT
【ボルボ 新パワートレイン】マイルドなデュアルクラッチAT 全 9 枚 拡大写真

ボルボのエントリーモデルとして導入された「2.0e」にはデュアルクラッチ機構を持つ6ATが搭載されている。

「パワーシフト」と名づけられたこのミッションは、ゲトラグ車と共同開発されたもので、三菱の『ランサーエボリューション』やVWの「DSG」などと近い性能を持つものだ。

ボルボ・カーズ・ジャパンマーケティング部の岡田勝也さんは「このパワーシフトはMTとATのメリットが両立されているのが特長です。迅速なギヤチェンジによりトルクが途切れることはなく、さらにトルクコンバーター付きのATよりも約8%の燃費向上効果があります」

「ツインクラッチのミッションだとスポーティなフィーリングを期待される方もいますが、パワーシフトはボルボらしい穏やかさのある、スムーズな変速フィーリングに仕上げていますので、ATから乗り換えても違和感を感じることはないでしょう」とコメント。

実際に、パワーシフトが搭載された「2.0e」に乗ってみると、まさに岡田さんが言うようにボルボらしいマイルドなシフトフィールに仕上がっている。

VWのDSGだと切れ味鋭くスパッとクラッチが切れ、素早く次のギヤを捉えているが、ボルボのパワーシフトはトルコン式ATのようにスムーズにシフトチェンジが終了している。そのためシフトショックもほとんどない。

シフトレバーを横にスライドさせてマニュアル操作を行っても、そのフィーリングは変わることなく、変速の素早さよりもより騒音や振動を抑えたスムーズな変速を心がけてくれる。

一瞬のうちに変速を完了するスポーティなDSGとは好対照なフィーリングではあるが、トルコン式ATに慣れた熟年層の人ならパワーシフトのほうが心地よいと感じるだろう。デュアルクラッチでもむやみにスポーティさを追求しないあたりに、質実剛健なボルボらしいクルマ作りが窺える。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 40アルファードの静粛性が一変!調音施工で快適性が飛躍的に向上
  2. トヨタ カムリ 新型、全車ハイブリッドに…今春米国発売
  3. シトロエンの新デザイン採用、『C3エアクロス』新型を欧州発表
  4. 【ホンダ N-BOX 新型試乗】アイデアの詰まった使い勝手はまさに「ニッポンの国民車」だ…中村孝仁
  5. レゴ ブロック初心者再び! セナが愛用した「マクラーレン MP4/4」を組み立ててみたら感激した
  6. マツダ、新型3列シートSUV『CX-80』をついに世界初公開 日本導入時期は
  7. ジムニー愛好者必見! ベルサスVV25MXが切り拓く新たなカスタムトレンドPR
  8. トヨタ『ランドクルーザー250』発売、520万円から…特別仕様車も
  9. [15秒でわかる]トヨタ『4ランナー』新型…オフロード仕様のTRDプロを設定
  10. レクサス『GX』通常販売は今秋に、先行して100台を抽選販売へ 価格は1235万円
ランキングをもっと見る