警察署にクルマで突入、ターゲットを勘違い

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山梨県甲府市内にある警察署にクルマで突入し、玄関付近を破壊して約150万円の損害を与えた39歳の男について、検察庁(甲府地検)は20日、建造物損壊罪で起訴した。男は故意による破壊を大筋で認めているようだ。甲府署に突入したのは思い込みが原因だった。

問題の事件は今月2日の午後7時50分ごろ発生した。甲府市中央付近にある山梨県警・甲府署の正面玄関に軽乗用車が突入。入口の自動ドアを破壊して停止した。人的な被害はなかったが、約150万円の修理費が発生する被害を出した。

建造物損壊容疑で逮捕された39歳の男は泥酔状態。自宅で焼酎などを飲んでいたが、1月下旬に飲酒運転で摘発されたことを思い出して立腹。憂さ晴らしのためにクルマを突っ込ませたという。自宅から警察署まで向かう間、車内で缶ビールを飲んでいた。

1月下旬に男を摘発したのは笛吹署だったが、甲府市内で摘発されたこともあり、男は「甲府署に捕まった」と勘違い。甲府署に突入したのはこの思い込みが原因だったが、これについて男は「勘違いしたことは悪いと思っている。笛吹署を狙うべきだった」、「警察にダメージを与えるためにはクルマでの突入が一番だと思った」などと捜査段階で供述している。

検察では「動機が悪質」と判断。建造物損壊の罪で起訴した。警察は同日に男を道交法違反(飲酒運転)で追送検しており、今後は道交法違反でも起訴される見込み。

《石田真一》

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