無人のパトカーが暴走、民家に突っ込む

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21日午後、秋田県秋田市内の交番駐車場でエンジン始動直後のパトカーが暴走。6車線の道路を渡り切り、反対側にある民家に突っ込む事故が起きた。ギアが入っていることに気づかず、漫然とエンジン始動したことが主因とみられる。

秋田県警・秋田中央署によると、事故が起きたのは21日の午後1時ごろ。秋田市山王中島町付近の県道沿いにある同署・山王交番の駐車場で、交通事故発生の通報を受けて出動しようとしていたパトカーが暴走。6車線+中央分離帯の県道(約30m)を低速で横断し、道路を挟んで反対側にある民家の玄関付近に突っ込んだ。この事故で民家はガラスが割れるなど被害を出したが、人的な被害はなかった。

パトカーはマニュアル車(MT車)で、ギアを1速に入れた状態で駐車していたが、20歳の女性警官がクルマに乗りこまないまま、車外からエンジンを掛けたところ、そのまま暴走したという。凍結するおそれがあったためにサイドブレーキを掛けておらず、中央分離帯付近には積雪で緩やかな傾斜が形成されていたことから容易に乗り越えてしまったとみられる。

パトカーを駐車したのは別の警官で、女性警官はギアが投入されていたことにはまったく気づいていなかったようだ。警察では安全確認を怠ったまま、漫然と始動させたとして、この女性警官から道路交通法違反(安全運転義務違反)容疑で事情を聞いている。

事故は軽微な物損事故だったため、広報発表事案となっていなかったが、地元マスコミが報道したことから後に事実と認められた。警察では事故が不注意で発生したことを大筋で認めており、民家の損傷被害を全額弁済する方針を示している。

《石田真一》

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