【ジュネーブモーターショー09】アバルト・グランデプントSS…バージョンアップ

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【ジュネーブモーターショー09】アバルト・グランデプントSS…バージョンアップ
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フィアットは3月3日に開幕するジュネーブモーターショーで、アバルト『グランデプント』の最強仕様、「SS」(エッセエッセ)の改良モデルを発表する。

アバルト・グランデプントは1.4リットル直4ターボ(155ps、21kgm)を搭載。ノーマルでも十分以上に速いホットハッチをさらに過激にチューンしたのがSSである。SS(エッセエッセ)とは、イタリア語でスーパースポーツを意味する。

アバルト・グランデプントSSは、ターボチャージャーをIHI製からギャレット製GT1446型に換装。最大出力はプラス25psの180ps/5750rpm、最大トルクはプラス6.5kgmの27.5kgm/3000rpmを発生する。

トランスミッションは6速MT。0-100km/h加速7.5秒、最高速215km/hのパフォーマンスを発揮する。これは、ベース車よりも0.7秒速く、7km/h上回る結果だ。

今回のSSの改良のメインが、デュアルモードエグゾーストの採用。4000rpm以上でバルブが開き、排圧を低減させると同時にスポーティな排気音を実現する。

足回りはローダウンサスを装着。ロールセンターを20mm下げて、コーナリング性能を引き上げた。ブレンボ製ブレーキは従来どおりだが、クロスドリルドタイプのローターが奢られたのが新しい。

室内にはサベルトと共同開発した軽量な「サベルトアバルトレーシングレザーシート」を用意。フィアットとマイクロソフト社と共同開発したカーテレマティクスシステム、「ブルー&ミー」もアバルト専用仕様。4つのモードが選択でき、トラックモードではサーキットでのラップタイムや自車位置などが表示できる。

アバルト・グランデプントは日本でも2月14日に発売されたばかり(価格は270万円)。年内にはSSの追加導入も決まっており、商品力を高めたこの仕様が、日本市場へも投入されることになる。

《森脇稔》

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