ポルシェAGは、6月13 - 14日に開催される今年のルマン24時間耐久レースに、2チームが『RSスパイダー』で参戦予定と発表した。
日本の「NAVIチームゴウ」とデンマークの「エセックスチーム」で昨年に引き続きRSスパイダーでLMP2クラスでの1-2フィニッシュを目指す。
ポルシェのワークスドライバーのサシャ・マーセンとエマニュエル・コラールが各チームをサポートする。
NAVIチームゴウでは、昨年のルマンでRSスパイダーをドライブした経験をもつマーセンが、荒聖治、若手の国本京佑とチームを組む。荒は2004年にチームゴウでルマン総合優勝を果たしているが、昨年度のマカオグランプリウィナーであるF3ドライバーの国本は、伝統の耐久レースに初挑戦する。
チームのポルシェRSスパイダーは、昨年の覇者ヴァン・マークステン・モータースポーツのウイニングカーで、これにチームゴウのカラーリングを施したもの。今年のレギュレーションでエアリストリクターの小径化が義務付けられたため、3.4リットルのV型8気筒エンジンは476PSから440PSにパワーダウンされ、レギュレーション変更に合わせるためリアウイングとアンダーボディもモディファイする。使用タイヤはミシュラン。
一方、エマニュエル・コラールは、キャスパー・エルガードとクリスチャン・ポウルセンとともにエセックスチームのドライバーを務める。このチームは、2008年のルマン24時間のLMP2クラスで2位で、今回初めてミシュランタイヤを履いてレースに参戦する。
両チームとも、5月10日にスパ・フランコルシャンで行われるルマン・シリーズ第2戦でテストを行う予定。