いすゞ自動車は5日、路線バス『エルガ』『キュービック』の動力伝達装置に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、1998年1月30日-2005年3月17日に製作された445台。
ノンステップ車の動力伝達装置で、デファレンシャルユニットのフランジナット取付方法が不適切なため、フランジが緩み異音の発生、およびデファレンシャルオイルが漏れるものがあり、プロペラシャフトがデファレンシャルユニットから外れ、走行不能となるおそれがある。
全車両、フランジナットおよびロックワッシャを新品と交換し、ナットにオイルを塗布し、正規トルクで締め付ける。オイル漏れがあった場合は、オイルシールとオーリングを新品と交換する。
不具合発生件数は3件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。