【シトロエン C4 新エンジン】ピカソはターボ化で力不足を解消

自動車 ニューモデル 新型車
【シトロエン C4 新エンジン】ピカソはターボ化で力不足を解消
【シトロエン C4 新エンジン】ピカソはターボ化で力不足を解消 全 17 枚 拡大写真

シトロエン『C4』をベースに作られたミニバンの『C4ピカソ』のエンジンが変更された。C4ピカソは、今まで自然吸気の2リットルエンジンを搭載していたが、今回からは、直噴ターボの1.6リットルに変更した。

スペック的には従来の2リットルよりも最高出力が3PS低い140PS(6EGSは150PS)となったが、最大トルクは自然吸気の2.4リットルの並みとなる24.5kgmを手に入れている。

トランスミッションは、これまでと同じようにトルコン式4速ATと、6速MTをベースにクラッチを自動制御してくれる2ペダルの6速EGS(6速エレクトロニックギヤボクスシステム)の2タイプが設定されている。マニュアルベースのEGSは、クリープがなく車庫入れなどの際に多少慣れを必要とするが、最高出力は10PS高く、トルコンのロスもないので、燃費に関してはトルコンより有利となるはずだ。

プジョー・シトロエンジャポン広報部の吉田訓啓さんは「C4ピカソはエンジンの変更がメインで、外観はリヤゲートのモール部分が若干手直しされ、インテリアも2列目シートのヘッドレストが小型化された程度の小変更にとどまっています」

「C4ピカソは価格が上昇していますが、マイナーチェンジ前までオプションだったグラスパッケージを標準装備化しています。したがってエンジンは大幅に性能を向上させていますが価格面では据え置きといえます」とコメント。

ピカソは、C4に比べて車両重量が300kg近く重いこともあり、従来の2リットルでは非力な印象が強かった。

1.6リットル直噴ターボを搭載したC4ピカソは、トルクが向上したことにより動力性能面でのゆとりを高めている。新しい1.6リットルターボは常用回転域から2.4リットル並みの高トルクを発揮してくれるので力不足は感じなくなった。

この動力性能なら多人数乗車時でも、ゆとりのある走りを提供してくれるに違いない。今回試乗できたのは乗りやすさを重視した4ATだけだったが、それでも車体の重さを感じることなく余裕のクルージングを楽しむことができた。

エンジンが高トルクの1.6リットルターボに切り替わったことのメリットは、C4よりもむしろ車両重量の重いC4ピカソのほうがより大きいと感じることができた。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る