アストンマーチンは、『V12ヴァンテージ』を発表した。6.0リットルV12(517ps、58.1kgm)を搭載し、0-100km/h加速は4.2秒、最高速度は305km/hの性能を発揮。アストンマーチン95年の歴史において、最強のパフォーマンスを誇る。
このV12はV8よりも単体重量が100kg重い。しかし、シャシーやボディにアルミやカーボンを多用することで、車重はV8比で50kg増の1680kgに抑えられた。エンジンはフロントミッドシップに搭載され、前後重量バランスは51対49と理想的な数値を実現する。
トランスミッションは6速MTで、0-100km/h加速4.2秒、最高速度305km/hという圧倒的なパフォーマンスを備える。エンジン特性は「ノーマル」、「スポーツ」の2モードが切り替え可能で、スポーツを選択すると、スロットルレスポンスが鋭くなり、排気音もスポーティに変化。DSC(ダイナミックスタビリティコントロール)には、サーキット専用の「トラックモード」が付く。
ブレーキはカーボンセラミックタイプで、ローター径は前398mm、後ろ360mm。キャリパーはフロント6ピストン、リア4ピストン。タイヤはピレリ製「P-ZEROコルサ」で、前255/35ZR19、後ろ295/30ZR19サイズが装着される。