6日未明、京都府久御山町内の京滋バイパス下り線で、第2車線(追越車線)を歩いていた75歳の男性が後方から進行してきた大型トラックにはねられて死亡する事故が起きた。警察では近くのインターチェンジ(IC)から誤進入したものとみている。
京都府警・高速隊によると、事故が起きたのは6日の午前1時25分ごろ。久御山町西一口付近の京滋バイパス下り線で、第2車線を進行していた大型トラックが、前方を歩いていた男性をはねた。
男性は全身を強打して即死。後の調べで、死亡したのは大阪府枚方市内に在住する75歳の男性と判明した。警察ではトラックを運転していた29歳の男性から自動車運転過失致死容疑で事情を聞いている。
現場は片側2車線の自動車専用道。死亡した男性は認知症で、徘徊癖があったという。現場から約300m離れた久御山淀ICのETCレーンから進入したことが防犯カメラの映像で確認されているという。
警察に対しては事故の約5分前から「京滋バイバスの本線上を人が歩いている」との通報が相次いでいた。同隊が捜索を実施した直後、事故の一報が寄せられたようだ。