【ITS-SAFETY 2010】官民合同で大規模デモンストレーション実施

エコカー 燃費
【ITS-SAFETY 2010】官民合同で大規模デモンストレーション実施
【ITS-SAFETY 2010】官民合同で大規模デモンストレーション実施 全 3 枚 拡大写真

お台場を中心とした臨海副都心で2月26日から28日までの間、ITS技術の公開デモンストレーション『ITS-Safety2010』が開催された。官民合同組織である「ITS推進協議会」が主体となったもので、国土交通省と警察庁が路側インフラを設置。これらの情報を受信する装置を備えた車両を自動車メーカーが提供している。

今回のデモンストレーションは、2010年の実用化を予定している“安全運転支援システム”を「実環境で試してみる」ことを目的に行われた。路側に設置される国土交通省のシステムは「スマートウェイ(Smartway)」、警察庁が新交通管理システム協会(UTMS)と共に設置するシステムは「DSSS(ディーエスエスエス=Driving Safety Support Systems)」と呼ばれている。

まったく新しいモノのようにも思えるが、実はどちらも現在すでに使われているデバイスの延長上にある。スマートウェイはETCにも使われるDSRC(狭域通信)を、DSSSはVICS対応カーナビの光ビーコン送受信機をそれぞれ発展させたものだ。既存の装置をそのまま使うことはできないが、前述のように既存デバイスを発展させたものであり、新たに導入する場合のコストアップ幅(既存機との価格差)は最小限で済むものと思われる。

これに加え、今回のデモでは第4世代のASV(先進安全自動車)が多数使われている。国内外の自動車メーカーが協力したことにより、乗用車や軽乗用車はもちろん、二輪車から大型トラックまで投入された。これらのクルマにはスマートウェイとDSSSの共通受信機も搭載され、両方から情報を取得できるようになっている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る