フェラーリは11日、香港で1000台目となるフェラーリを納車した。記念すべき1000台目は『612スカリエッティ』で、船上で納車式が開催された。
フェラーリが初めて香港の顧客に販売されたのは、1960年代初め。まだ、英国の統治が行われていた頃の話である。それから約45年を経て、香港で累計1000台目のフェラーリ納車となった。
記念すべき1000台目は612スカリエッティ。香港の実業家、Didier Li氏がオーダーしたメタリックグレーの1台で、フェラーリのカスタムプログラム「One-To-One」(ワントゥーワン)が導入されている。
納車セレモニーは香港のビクトリアハーバーに浮かべられたHuan号の上で実施。当日は香港やマカオなどから65名もの報道関係者が取材に訪れ、フェラーリに対する関心の高さを示していた。
香港はフェラーリにとって重要なマーケットのひとつで、2008年は115台を販売。アジアパシフィック市場では、日本、中国に次ぐ地位を占めている。ちなみに、日本は前年比15%増の433台、中国は20%増の212台をセールス。世界的な不況の影響を受けていないのは、凄いところだ。