【新聞ウォッチ】「高速道路1000円」悲喜こもごも

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年3月16日付

●リーダーの仕事学:海外で学んだ現場主義、荒川詔四ブリヂストン社長(読売・30面)

●ETC料金18通り、「銀座−名古屋」東名使うと7130-2050円割引複雑(読売・39面)

●高速道「逆走」年900件、事故の4割、65歳以上(朝日・1面)

●エコで勝負、エコタイヤで燃費向上 横浜ゴム(毎日・8面)

●ETC賢く使ってトクしよう、青森東IC−磐越道−北陸道−伊勢IC大都市迂回で1000円(産経・11面)

●大卒採用7年ぶり減、来春計画マイナス12%輸出企業、絞り込み(日経・1面)

ひとくちコメント

全国の高速道路で今月28日からスタートするETCによる高速料金の大幅割引。料金システム改修作業の遅れで実施時期が一部4月以降にずれ込むなど“突貫工事”の弊害も浮き彫りになっている。きょうの読売は「料金体系が複雑で出発時間やルートなどによって料金が大きく異なり、ドライバーの混乱への懸念の声が上がる」と報じている。

例えば普通車では、地方の高速道路は土日祝日はどこまで走っても1000円で、平日は時間帯によって通常料金の30-50%引き、首都高速は日祝日30%引き、月-土が3-20%引きなど、組み合わせは多岐にわたる。

読売によると「東京・銀座から首都高速と東名高速で名古屋まで行くと料金は18通りにもなる」として「最も安いのは日祝日の午前0時-5時に出発するケースで2050円。最も高いのは、平日の午前8時半-11時に出た場合で7130円。しかも各社の料金収受システムの改修の遅れで一部の割引が効かず、7月上旬までは7780円かかる」と指摘している。産経も1面で「青森東ICから伊勢ICまで通常2万4100円が大都市迂回で1000円で走れる」などと「恩恵にあずかるためには事前の計画が必要だ」とアドバイス。

2週間後には「走る楽しみどころか、渋滞で我慢比べ」という見出しが紙面を飾らなければいいのだが…。

《福田俊之》

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