ヒュンダイ エクウス 新型…最上級サルーン、韓国販売スタート

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ヒュンダイ エクウス 新型…最上級サルーン、韓国販売スタート
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ヒュンダイは16日、新型『EQUUS』(エクウス)の販売を韓国で開始した。エクウスは『ジェネシス』の上に位置するフルサイズセダンで、レクサス『LS』やメルセデスベンツ『Sクラス』をライバル視している。

エクウスは、これまで韓国内での公用車としての需要が中心だった。しかし、ヒュンダイは2代目エクウスを、グローバルに通じる高級ドライバーズサルーンに位置づける。開発には総額3億3700万ドル(約337億円)を投資。当初は韓国内で年間1万3000台を販売する計画だが、今年後半から中国や中東を皮切りに輸出を開始するという。

新型エクウスのボディサイズは、全長5160×全幅1900×全高1495mm、ホイールベース3045mm。レクサス『LS460L』(5150×1875×1475mm)を上回り、メルセデスベンツ『S550ロング』(5205×1870×1485mm)に迫る堂々の大きさだ。フロントグリルは大型のメッキ仕上げで押し出し感を強調。ヘッドランプやテールランプにはLEDを使用し、高級感を演出している。

エンジンはジェネシスと共通のオールアルミ製ユニットで、3.8リットルV6(290ps、36.5kgm)と4.6リットルV8(366ps、44.8kgm)の2種類。燃費はV6が9.26km/リットル、V8が8.77km/リットルをマークする。遅れて5.0リットルV8を搭載するロングホイールベース仕様が追加される予定だ。

シャシーはジェネシスがベースだが、4輪マルチリンクの足回りには、ZFザックス製のASD(アンプリチュード・セレクティブ・ダンパー)と呼ばれるエアサスが組み込まれる。安全装備は9エアバッグ、プレセーフティ、レーンディパーチャーウォーニング、3世代目のSCC(スマートクルーズコントロール)など、充実している。

新型エクウスの韓国での価格は、6370万ウォンから1億0500万ウォン(約439万 - 723万円)。ライバルに対して競争力のある設定だ。レクサスLSやメルセデスSクラスに、販売面でどこまで迫れるか注目したい。

《森脇稔》

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