トヨタ自動車の労使は今春闘で、減産によって雇用の減少が進んでいる期間従業員の再就職などを支援する施策に双方で取り組むことを決めた。
会社側は、工場に配置している職場相談員が中心となって契約期間が切れる期間従業員に再就職情報を提供する。労組は再就職支援先の紹介に着手する。
また、再就職を円滑にするために会社はフォークリフト運転とガス溶接の技能講習を3月末から開設、国家資格の取得をサポートしていく。組合側は職業訓練のための奨学金制度を導入し、労使で就業能力の向上を支援する。
トヨタの期間従業員は昨年4 - 6月期には8800人が在籍していたが、今月末には3000人規模に縮小される見込みとなっている。