ベトナムのEVメーカー、ビンファストは新型電動バイク『エボ・グランド』と『エボ・グランド・ライト』を発表した。SNSでは「200km走るなら実用性高いぞ」「この価格なら欲しいな」といった期待のコメントが集まっている。
両モデルはネオレトロなデザインのスクータースタイルが特徴。2.4kWhの着脱式バッテリーを最大2個まで搭載可能で、エボ・グランドは1回の充電で最大134km、バッテリー2個使用時は262kmの走行が可能だ。
エボ・グランドは最高出力2250W、最高速度70km/hを実現。一方、エボ・グランド・ライトは最高出力1900W、速度制限48km/hで、学生などにも適している。
車体サイズは長さ1856mm×幅683mm×高さ1133mm、ホイールベース1295mm。シート高770mmでベトナム人の体格に適合している。エボ・グランドの車重は92kg(バッテリー2個装着時110kg)、エボ・グランド・ライトは82kg(同100kg)と軽量設計だ。
両モデルともIP67防水規格に対応。前輪ディスクブレーキ、後輪ドラムブレーキを装備し、35リットルの大容量収納スペースを確保している。
スマート機能として、専用アプリ「ビンファスト e-スクーター」による車両位置確認、自動故障診断、車両状態表示などに対応する。
価格はエボ・グランドが2100万ドン(約12万円)から、エボ・グランド・ライトが1800万ドン(約10万円)から。追加バッテリーは500万ドンで販売される。

X(旧Twitter)では「200km走るなら実用性高いぞ」など、注目と期待のコメントが集まっている。他にも「ホンダは首位陥落のピンチかも」といった声も見られた。
バッテリー2個使用時は262kmの走行が可能という性能に対しては「こんなの俺のフル充電でも20キロも走らない電動バイクがカスじゃないですか…!!」といった声や「これぐらいの性能・価格なら現実的な選択肢にあがってくるな」「この価格なら欲しい」とのコメントが集まっている。
ベトナムの全国の正規販売店で予約受付を開始しており、9月に納車予定。日本での販売については言及されていないが、いざ上陸となればそのインパクトは大きいだろう。