公道を走るF1マシン、究極の進化形…カパロ T1

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公道を走るF1マシン、究極の進化形…カパロ T1
公道を走るF1マシン、究極の進化形…カパロ T1 全 7 枚 拡大写真

英国のCaparo(カパロ)ビークルテクノロジー社は19日、『Caparo T1』に「レースエクストリーム」を追加設定した。0-96km/h加速2.8秒、最高速335km/hという圧倒的な性能を誇示している。

Caparo T1は2006年4月に発表。『マクラーレンF1』を設計したベンスコット・ジュデスとグラハム・ホルステッドの両氏が、「公道を走行できるF1マシン」をテーマに開発したモデルだ。レースエクストリームは、そのサーキット仕様に当たる。

オールアルミ製3.5リットルV8エンジンは、吸排気系を中心にチューニング。その結果、最大出力は575psから620psに45ps引き上げられた。620psは10500rpmという超高回転域で発生する。

トランスミッションは6速シーケンシャル。車重はわずか550kgに抑えられた結果、0-96km/h加速2.8秒、最高速335km/hという驚異的なパフォーマンスを発揮する。

足回りは車高調整式サスペンションをはじめ、ブレーキを強化。ブレーキはチタン製ピストンとモノブロックアルミ製キャリパーの組み合わせで、フロントが6ポッド、リアが4ポッド。355mmのセラミックディスクと35mmのセラミックパッドが奢られる。トラクションコントロールも専用チューニングされ、空力特性を引き上げるエアロダイナミックパッケージも採用された。

公道を走るF1マシンにサーキット仕様設定と聞くと、本末転倒のような気もするが、この種のスポーツカーにサーキット仕様の需要があるのは事実。価格は日本円で5000万円は下らないと見られ、限られた顧客のためのスーパーカーといえるだろう。

《森脇稔》

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