アウディ R15 TDI…デビュー戦のセブリングで勝利

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
アウディ R15 TDI…デビュー戦のセブリングで勝利
アウディ R15 TDI…デビュー戦のセブリングで勝利 全 10 枚 拡大写真

ALMS(アメリカンルマンシリーズ)開幕戦、「セブリング12時間耐久」が21日、米国フロリダ州で開催され、アウディが今シーズンから投入した『R15TDI』が見事にデビュー戦を飾った。

R15TDIは、2008年のルマン24時間レース優勝マシン、『R10TDI』の後継車として開発。R10のV12よりも小型軽量で、燃費やCO2排出量を削減したV10ターボディーゼルを搭載。排気量は公表されていないが、最大出力は600ps以上、最大トルクは107kgm以上というスペックだ。マシンのデザインも一新されており、F1マシンのようなフロントノーズや新デザインのリアウイングなどを装備し、空力性能がアップ。LEDヘッドランプも採用された。

アウディはセブリング12時間に、「アウディスポーツチームヨースト」から2台のR15TDIを出走させた。そのうちの1台、ディンド・カペロ、トム・クリステンセン、アラン・マクニッシュ組が乗るカーナンバー2が、2位のプジョー『908HDI FAP』に22秒279の僅差で逃げ切り、開幕戦を制した。平均車速189.88km/h、総走行距離2280.6kmは、ともに大会新記録。周回数は383周となり、過去最高記録を13周上回る驚異的な速さを披露した。

また、もう1台のR15TDI、カーナンバー4も3位に入るという好成績。アウディは1999年からセブリング12時間に参戦しているが、11回のレースで9度勝利という圧倒的な強さを発揮している。

新マシンを投入しながら、早くも抜群の完成度を見せつけたアウディ。セブリング12時間は6月のルマン24時間レースの前哨戦の意味を持つだけに、アウディにとっては大きな自信となったようだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  3. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  4. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  5. 「欧州のカローラになりそう」ルノーの最新ハイブリッドコンパクトに日本のファンも熱視線!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る