世界に1台のサーファー仕様…MINI、キャンピングカー、家具メーカーがコラボ

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世界に1台のサーファー仕様…MINI、キャンピングカー、家具メーカーがコラボ
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BMWグループのMINIは21日、イタリア・ミラノで開幕した「INTERNI DESIGN ENERGIES」で、『クーパーSクラブマン』の特別仕様を展示した。米国のキャンピングカーメーカーのエアストリーム社、デンマークの家具メーカーのフリッツハンセンとのコラボレーションで誕生した、サーファー仕様車である。

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エアストリーム社はワリー・バイアム氏が1931年、米国ロサンゼルスに設立。航空機の設計ノウハウを生かした宇宙船のようなフォルムとアルミパネルを持つキャンピングカーは、米国で大ヒットし、多くのファンを獲得した。また、フリッツハンセン社はデンマークのコペンハーゲンで1872年創業という老舗家具メーカー。3社のコラボレーションによって、MINIとキャンピングカーがサーファー仕様に仕立てられた。

エアストリームのキャンピングカーは、内装にフリッツハンセンの家具を導入。アルネ・ヤコブセン氏がデザインした名作チェア、「シリーズ7」(1955年)、「ザエッグ」(1958年)、「ザスワン」(1958年)が装備された。さらに、サーファー仕様ということで、日光浴用のベッドと防水インテリアも採用。もちろん、エアストリームの特徴のアルミパネルも装着されている。

MINIはクーパーSクラブマンを選択。ボディカラーはウェットスーツをイメージしたジェットブラックで、明るいグリーンがアクセントとして添えられた。アルミホイールの形状はキャンピングカーと同仕様として、デザインの統一を図っている。

エンジンには手を加えていないが、クラブマンの最強グレードだけに、牽引力は十分のようだ。直噴1.6リットル直4ターボは175ps、24.5kgmのスペック。オーバーブーストモードでは、最大トルクが26.5kgmに向上し、0-100km/h加速7.6秒、最高速224km/hの性能をマークする。環境性能も高く、欧州複合モード燃費15.9km/リットル、CO2排出量150g/kmを達成している。

MINIでキャンピングカーを牽引するという斬新なコンセプトに、家具メーカーを加えるあたりが、時代の最先端を行くMINIらしいところ。目立ちたいサーファーには、最高の組み合わせといえるかもしれない。

《森脇稔》

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