男性はプリウス派、女性のインサイト支持が人気の鍵

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男性はプリウス派、女性のインサイト支持が人気の鍵
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モバイルリサーチを展開するネットエイジアは、トヨタ『プリウス』とホンダ『インサイト』についての意識調査を実施、その結果をまとめた。2台のうちどちらが好きかという問いでは、男性のほとんどがプリウスを支持、女性はほぼ半々という結果になった。

調査の対象は、自分専用の自動車を保有している20代-50代の男女、計500名(男女各250名)で、そのうち、「現在ハイブリッドカーを所有している」と回答したのは全体の6.2%だったが、「ハイブリッドカーに関心がある」と回答したのは全体の88.4%にものぼった。

「ハイブリッドカーに関心がある」と回答した442名に対し、次回自動車を買い替えるとするならば、ハイブリッドカーを購入したいかという設問では「具体的な予定があり、購入したいと思う」3.2%、「具体的な予定はないが、購入したいと思う」79.2%となり、具体的な予定の有無に関わらず「購入したいと思う」と考えている人は82.4%にものぼる。

ハイブリッドカーと聞いて連想するメーカーについて自由回答を求めた所、「トヨタ」がもっとも多く84.2%、次いで「ホンダ」13.4%、「日産」1.6%となった。「トヨタ」と回答した人の男女別の割合は、男性の94.8%に対し女性は73.6%。一方「ホンダ」と回答したのは、男性が3.6%と「トヨタ」より圧倒的に低かったのに対し、女性は23.2%と男性よりも想起率が高くなる結果となった。

「プリウス」と「インサイト」のどちらが好きかという問いでは、全体では「プリウス」が78.0%、「インサイト」が22.0%とプリウスの圧倒的な勝利だったが、女性のみの回答では「プリウス」56.4%、「インサイト」43.6%と差は縮まり、インサイトは女性からの支持が人気につながっていると考えられる。

また、それぞれのイメージを聞いたところプリウスは、「技術力が高い」「安定感がある」「音が小さい」など、システムに関するイメージが多かったのに対し、インサイトは、「低価格」「コストパフォーマンスが良い」など、価格競争力があるイメージが強いことがわかった。

つい先日、5月に発売される新型プリウスの価格が205万円、併売される現行モデルが189万円に値下げされるという報道が流れたばかり。低価格が売りのインサイトにとっては脅威となることは間違いない。女性の潜在購買層を上手くとり込むことが勝利の鍵となるのかもしれない。

《宮崎壮人》

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