国土交通省は24日、日韓両国が、自動車基準の国際調和活動を協力して推進していくことで合意したと発表した。
今月18日、19日にソウルで開かれた韓国国土海洋部との自動車安全対策等に関する会合で合意したもので、日本からは国土交通省自動車交通局の内藤政彦技術安全部長らが出席し、韓国側は国土海洋部交通政策室の朴宗欽自動車政策企画団長らが出席した。
会合では、自動車安全対策の方向性について意見交換するとともに、今後の自動車技術安全分野での協力内容として、(1)日韓両国が協調して、国連自動車基準調和世界フォーラム(WP29)において進められている水素・燃料電池自動車に係る基準の策定および乗員の頚部保護に係る基準の改善に向けた作業を進める、(2)そのような活動を通じ、WP29等国際会議において欧州域外国の意見が反映できる環境作りを推進する---ことで合意した。