【プリウス プロトタイプ 試乗】サイズの拡大に抑制を…松下宏

試乗記 国産車
【プリウス プロトタイプ 試乗】サイズの拡大に抑制を…松下宏
【プリウス プロトタイプ 試乗】サイズの拡大に抑制を…松下宏 全 13 枚 拡大写真

次期『プリウス』はボディが少し大きくなり、エンジンの排気量が増え、タイヤも大きなサイズが装着される。排気量の拡大が燃費の向上につながるという説明は理解できなくもないが、プリウスに限らずクルマが大きく重くなることに対して私は異議を唱え続けている。プリウスならなおのこと抑制を効かせることができなかったか。

とはいえ、新しいプリウスの走りは全体に良くなった。限られた条件でのプロトタイプ車の試乗でもその良さは十分に体感できた。発進時のEVモードは静かで滑らかなものだし、回生ブレーキもほとんど違和感が感じられない。さらにECOモードやパワーモードによって状況に応じた自在な走りが可能である。

とりわけ停車時にほぼ確実にエンジンが停止し、発進時にモーターだけで静かに走り出していくとき、フルハイブリッドのクルマに乗っていることの良さを実感させられる。さらに良くなった燃費性能と合わせ、プリウスらしさがいっぱいに表現された。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★

松下宏|自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. 軽キャン人気継続も新型キャブコン登場で話題…キャンピングカーランキング 5月
  5. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る