【東京モーターサイクルショー09】追っかけまで登場 NGKスパークプラグダンス部

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
【東京モーターサイクルショー09】追っかけまで登場 NGKスパークプラグダンス部
【東京モーターサイクルショー09】追っかけまで登場 NGKスパークプラグダンス部 全 3 枚 拡大写真

「NGKイリジウムIXプラグブース」が、出展者の間で話題を呼んだ。イベントが始まると、まるでアイドル歌手のデビューのように、来場者といっしょに展示ブースが盛り上がっているのだ。

「NGKイリジウムIXプラグブース」はスパークプラグのトップシェアを握るNGK(名古屋市)の展示ブースだ。けして広いスペースではないが、イリジウムプラグなどの製品展示を押しのけるようにイベントステージが広がっている。

その中心にいるのは、NGKスパークプラグダンス部のメンバーだ。ダンス部は東京モーターサイクルショーを初めとする展示場やレース会場でPRをするために集められた。多くのコンパニオンが1年契約だが、彼女たちは3年、4年とPR活動を続けている。

「何も言わなくても、彼女たちがほとんど作ってくれます」と、展示の責任者である同社国内営業部中条繁広課長代理は言う。

来場者はスパークガールのパフォーマンスを黙って見ているわけにはいかない。彼女らのダンスパフォーマンスは、観客といっしょに踊ることだ。一通りダンス見せると、来場者に振り付けの指導をする。ビンゴゲームの時は、数字の代わりに呼び上げられるNGKのキーワードを、決めのポーズとともに「スパーク!」という掛け声をかけるのがお約束だ。

こうして文章にすると押しつけがましい感じをぬぐえないが、展示ブースにいると雰囲気はまるで違う。司会進行役のスパークガールが軽快な大阪弁を操り、見るだけに飽きた来場者を刺激する。イベントが始まったばかりの時は小さかった来場者の声が、終盤には近くを歩く来場者を振り向かせるほど大きくなる。

振り付けやポーズもスパークガールたちが考えている。彼女たちの気分でユニフォームから大きめのTシャツに着替え、リピーターも飽きさせない。イベントが彼女たちに任されいるから、来場者との距離が近い。

「事務局にはNGKさん音が大きいですと叱られることもあるのですが、みなさんが喜んでくださる声が瞬間的に大きくなっているだけ」(中条氏)

ショーの期間中は、スパークガールとスタッフが毎日、円陣を組んで気合いを入れる。10年前にこの仕事を任されたとき、中条氏は製品を見せるだけの展示から、参加型のイベントに切り替えた。元は電子部品の設計担当だった。

「彼女たちは長い間いるから、会社のことは全部覚えてくれている。我々は押さえてほしい決め事だけ伝えて、後はあなたたちで盛り上げてほしいというだけ。それで、お客さんにNGKのブースは楽しかったねと覚えてもえば、イリジウムプラグに変えるときに指名してもらうことができる」(中条氏)

シェアトップを守る努力が、こんなところにもある。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. ホンダ『プレリュード』新型、ホームページで先行公開…発売は9月
  3. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  4. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  5. ホンダ『N-ONE e:』の価格を予想、280万円台からか…実質ガソリンモデル並み?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る