京セラコミュニケーションの位置情報サービスで除雪管理---新潟県妙高市が採用

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品

京セラコミュニケーションシステムは、協同組合くびき野地理空間情報センター、ドーンと共に、新潟県妙高市に除雪管理システムとして位置情報サービス「セーブ・プラットフォーム」を納入したと発表した。

新潟県妙高市は豪雪地帯として知られ、住民の社会生活を維持していくために除雪作業は必要不可欠だ。しかし、除雪作業は、周辺環境に精通した作業者の長年の経験と勘に支えられた業務であるため、地域情報に詳しい地元の建設土木業者などに協力を依頼、実施しているのが現状で、自治体側で除雪車の現在地や除雪進捗状況を正確に把握することが困難だった。

除雪車両の運行管理と地域住民へのサービスの向上を図るため、妙高市から委託を受けたくびき野地理空間情報センターは、これまで試行錯誤を繰り返しながら、妙高市とシステムの検証実験を行ってきた。この中で、京セラコミニケの位置情報サービスと連携させた除雪管理システムを構築、除雪車両の位置状況がリアルタイムに把握すると同時に、作業日報の自動化も実現した。

妙高市ではこのシステムの導入により、除雪車両の正確な位置状況がリアルタイムに把握できるようになったため、住民や公的機関からの除雪状況の問い合わせに迅速に回答できるようになった。さらに、GPSデータをもとに日々の除雪費用の把握も可能となり、事務処理がより迅速に行えるようになった。また、除雪路線単位での集計が可能なため、より効率的な除雪計画立案の基本データになる見込み。

今年度は妙高市内のうち妙高高原地域の委託車と市直営車の52台に導入されており、現在、日々の除雪経費の集計の精度をより向上させ自動精算までを実現するための方法を検討している。今後、妙高市では、インターネットを通じて地域住民自ら除雪車両の位置確認や除雪状況確認ができる情報配信サービスも計画している。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  3. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  4. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  5. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る