e燃費アワード実行委員長の藤原洋氏(インターネット総合研究所所長)は、授賞式に先立つプレゼンテーションで「2008年に登録された実燃費の平均値は、e燃費がスタートした2001年に比べ、約16%改善している」ことを明らかにした。
また、e燃費で実施したアンケート結果と、燃費データを解析すると、エコドライブインジケーターなど省燃費運転を支援する「エコドライブ装置」を活用しているユーザーは非装着のユーザーに比べて平均で約8%燃費が向上しているという。
藤原氏はまた、さらなる燃費向上に向けた取り組むべき課題として「自動車メーカーの技術開発の促進」「国・自治体における活動」そして「ドライバーによる活動」の3点を列挙。エンジンやトランスミッションといった燃費向上技術の開発や、エコドライブアシストの普及促進、道路インフラの整備による渋滞の緩和、エコドライブ運転への啓蒙など、総合的な対策を講じることが必要と述べた。