東京ガスと東京電力、サハリンIIプロジェクトのLNGを受け入れ

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東京ガスと東京電力は、サハリン・エナジー・インベストメント社が開発したサハリンIIプロジェクトから生産されたLNG(液化天然ガス)を4月6日に東京ガスと東京電力の共同基地である袖ヶ浦基地(千葉県袖ヶ浦市)に受け入れると発表した。

サハリンIIプロジェクトのLNGを受け入れるのは、買主として初めて。

今回のLNGは、東京ガスのLNG船「エネルギーフロンティア号」で輸送しており、積み込まれたLNGは、約6万7000トン。両社は、そのほぼ半数をそれぞれ受け入れ、東京ガスは都市ガスとして供給し、東京電力は発電用の燃料として使用する。LNG約6万7000トンは、都市ガスとして供給する場合、一般家庭の年間使用量の約20万件分に相当し、電気として供給する場合は、一般家庭の年間使用量の約11万軒分に相当する。

サハリンIIプロジェクトは、約5000億立方mという大きな埋蔵量で、サハリン州プリゴロドノエに2系列で年間最大生産能力960万tの天然ガス液化設備が建設されている。生産されたLNGは、日本をはじめとする極東アジア市場を中心に供給する。同プロジェクトは、ロシアとしては初めてのLNG供給プロジェクトで、初めての極東アジア向けの天然ガス供給となる。

サハリンIIプロジェクトからのLNG受け入れにより、LNG長期契約としては、東京ガスが6か国10プロジェクト、東京電力は8か国9プロジェクトとなり、天然ガス供給源の分散・多様化による供給安定性が向上する。

《レスポンス編集部》

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