米国トヨタ販売は1日、3月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は13万2802台で、前年同月比は2月の37.3%減とほぼ同じ、36.6%のマイナスだった。
トヨタブランドの乗用車系では、『カローラ』が前年同月比7.8%減の2万2257台と落ち込み幅を抑えたものの、ベストセラーセダンの『カムリ』は33.8%減の2万5783台、新型発売が間近の『プリウス』は55%減の8924台と、主力車種が伸び悩んだ。『ヤリス』(日本名:『ヴィッツ』/『ベルタ』)も、52.7%減の5888台と急減速。1月に投入した新型クロスオーバー、『ヴェンザ』は3695台とまずまずの人気だ。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、『RAV4』が前年同月比4.5%減の1万1899台と復調の兆しが出てきた。しかし、『シエナ』が35.7%減の7807台、『タンドラ』が59.7%減の5547台、『ハイランダー』が48.1%減の5404台と、他の車種は販売回復の手がかりがつかめない。
レクサスブランドでは、『ES』が44.3%減の3225台、『IS』が47.3%減の2432台、『LS』が58.3%減の852台と大幅な減少。新型を2月に発売した『RX』ですら、17%減の6177台と新車効果を発揮していない。
米国では間もなく、新型プリウスの販売がスタートする。トヨタとしては、新型にセールスの起爆剤としての役割を期待したいところだろう。