科学技術館の自動車展示室が「ワクエコ・モーターランド」としてリニューアルされた。子供たちが「触れて遊べて学べる」を展示コンセプトに、ゲーム感覚のシミュレータやワークショップなどを通じてクルマやバイクの魅力を知ってもらおうというものだ。
今回のリニューアルで目玉ともいえる「タウンドライビング」を体験してきたのでレポートしたい。タウンドライビングは、円形の巨大スクリーンの周りに4人分の運転席が用意され、各ドライバーが運転席に画面をみながら目的地までのエコランを競うというものだ。中央の円形スクリーンには4台の車がいまどこを走っているかを表示するようになっている。
運転は運転席正面の画面をみながら、ハンドル、アクセル、ブレーキで行う。スタートすると画面のナビゲーションに従い目的地を目指す。車はガソリン、ハイブリッド、電気自動車の3種類から好きなものが選べる。ハイブリッドを選んだときだけ、ハンドルについてるボタンでエンジンとモーターの切り替えが手動でできるようになる。
ナビゲーションでは指示速度もだされ、燃費にいい運転をしていると「ECO」ランプが表示される。画面には速度や燃料(電池)の残量などが表示され、目的地までの運転の「ECO」度を判定してくれる。スピードオーバーや燃費に悪い運転をすると「BAD」マークが表示されてしまい、減点の対象となる。以下にECOランプを点灯させ続けるがが高得点の秘訣だそうだ。
単純なゲームだが、直線ではすばやい加速や下り坂でのエンブレ、回生ブレーキの使い方など細かいテクニックもあり、親子で楽しめること請け合いだ。一般公開は3日から。