踏切に強行進入した路線バス、貨物列車と衝突

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3月30日午前、青森県八戸市内にある八戸臨海鉄道線の踏切で、警報機を無視して踏切へ強行進入した路線バスと、通過中の貨物列車が衝突した。貨物列車を牽引する機関車がバスの側面に突っ込み、乗客6人が重軽傷を負っている。

八戸臨海鉄道は貨物専用。現場の踏切に警報機は設置されているが、列車の運行本数が少ないことから遮断機は設置されていなかった。鉄道会社によると、現場を通過する列車の速度は20km/h程度。踏切で待たされることを嫌い、以前から警報機鳴動後の強行進入が相次いでいた。

青森県警・八戸署によると、事故が起きたのは3月30日の午前10時30分ごろ。八戸市河原木付近にある八戸臨海鉄道線の踏切で、警報機が鳴動しているにもかかわらず、これを無視して進行してきた八戸市営バスが運行する路線バスと、通過中の貨物列車(八戸貨物発/北沼行き、機関車を含めて10両編成)が衝突した。

列車を牽引するディーゼル機関車がバスの左側面に突っ込む状態となり、バスの車体が中破。乗客6人のうち、衝突部位に近い場所へ乗車していた84歳の女性が胸部骨折などの重傷。他の客5人が打撲などの軽傷を負った。このうち1人は骨折の疑いもあるという。貨物列車の運転士にケガはなかった。警察はバスを運転していた46歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕している。

事故を起こしたバスは約5分の遅れをもって運行しており、警察ではバス運転手がこれ以上の遅れを嫌い、減速しないまま踏切に進入した疑いもあるとして、過失往来危険容疑でも調べを進める方針だ。

《石田真一》

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