大型クレーン車、路面陥没で横転

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1日午前、山口県下関市内の市道で、水路工事に使われていた大型クレーン車が横転。アームが電線に引っ掛かり、これにつながる電柱数本を倒壊させる事故が起きた。この事故で付近の約600世帯が停電。駐車車両にも被害が出た。

山口県警・下関署によると、事故が起きたのは1日の午前11時ごろ。下関市田中町付近の市道で、水路工事のために資材搬入を行っていた大型クレーン車が突然横転。伸ばしていたアーム部分が電線に引っ掛かり、これにつながる電柱数本が弾みで倒壊した。

基幹電線を寸断したことにより、現場周辺の約600世帯が約3時間に渡って停電。付近に駐車していたクルマや、建物の一部も損壊する被害を出した。また、横転したクレーン車が道を塞ぐ状態となり、路線バスなどの大型車両が通行できなくなる被害も出ている。

横転したクレーン車は25トン車。アウトリガーと呼ばれる転倒防止器具を使用していたが、これを接地させていた路面が陥没。重心が一点に偏った結果としてバランスを崩し、一気に横転したとみられる。路面が脆弱な場合、鉄板を敷いて重心をさらに分散させる対策を講じるが、現場ではこれがなされていなかった。警察では器物損壊などの容疑で工事施行業者から事情を聞いている。

《石田真一》

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