東京電力は7日、千葉県富津市の富津火力発電所LNG基地で、LNG(液化天然ガス)の累計受入量が1億tに到達したと発表した。
1985年9月に、マレーシアからの第1船が入船して以来、24年目での1億tに到達した。これは日本全体のLNG累計受入量の約8%に相当する。
富津火力発電所は、火力発電設備のほか、LNG受入設備、LNGタンク、気化設備からなるLNG基地を持ち、現在、マレーシアをはじめとする世界14か国からLNGを受け入れている。
受け入れたLNGを気化させたガスは、富津火力発電所に加えて、京葉側の発電所などへも供給している。また、今年3月27日に運用を開始した「東西連係ガス導管」によって、京浜側の東扇島火力発電所のLNG基地へも供給している。