ケンウッド、台湾での無線機プリント基板コピー訴訟で全面勝訴

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ケンウッドは7日、台湾の捷電実業有限公司を相手取り台湾板橋地方法院に提訴していた無線機器のアートワーク著作権侵害(プリント基板のコピー)に対する訴訟で、勝訴が確定したと発表した。

ケンウッドは2004年9月、捷電実業社が輸入販売を行っていた中国の深市好易通科技有限公司製の無線機器『TC-268S / 368S』が、ケンウッド製無線機器『TK-2107 / 3107』で使用している4層プリント基板を模倣した著作権侵害に当たる製品と判断、同製品の販売中止と賠償金20万新台湾ドルと利息(日本円にして約69万円)の支払いを求める訴状を台湾板橋地方法院簡易法廷に提出した。

その後、台湾板橋地方法院簡易法廷から台湾板橋地方法院に移送され、専門家による鑑定などを経て2008年2月の第一審で捷電実業及びその代表者に、好易通社製無線トランシーバーを販売差し止めと捷電実業の李永誠氏がケンウッドに新台湾ドル20万元及び2004年10月12日から償還日で年利率5%で計算した利息を支払うとの判決が下された。
 
捷電実業社は判決を不服として台湾高等法院に控訴したが、同社が控訴を取り下げたことで第一審判決での訴訟が確定し、ケンウッドの全面勝訴となった。

《レスポンス編集部》

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