マクラーレンは今回の「嘘つき騒動」の中心人物とみられ停職中のスポーティングディレクター、デイブ・ライアンを解雇したと発表した。
ライアンはルイス・ハミルトンに対し、チームがヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)を前に行かせるよう指示したことをスチュワードに言わないようにアドバイスしたと伝えられる。ライアンは35年間に渡ってマクラーレンで活躍してきたベテラン。
マレーシアGPで彼の停職を発表したマーティン・ウィットマーシュ代表は、「私がマクラーレンで過ごした20年間の中で、彼ほど献身的な人には出会っていない。彼は1974年以来チームにとって不可欠な存在であり、それ以降のマクラーレンの繁栄に欠かせない存在だった」とライアンを表現している。