【ポルシェ ボクスターS 試乗】ワンランク上級に…金子浩久

試乗記 国産車
【ポルシェ ボクスターS 試乗】ワンランク上級に…金子浩久
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昨2008年、『911』シリーズに施されたエンジンの直噴化と「PDK」トランスミッション採用の波が、『ボクスター』シリーズにも及んで来た。

強力版である「ボクスターS」のエンジンは15馬力増加し、310馬力へ。馬力荷重は、4.4kg/馬力と一層強力に。0-100km/h加速タイムは、5.2秒と向上。新エンジンは、ボクスターSをワンランク上級のスポーツカーへと押し上げた。

同時に、素早い変速とイージードライブを可能にするPDKは、ボクスターSの魅力の幅をさらに拡げた。キャンバスルーフを開け、風に当たりながらリラックスして走る時から、ワインディングロードをハイペースでスポーツドライブする時までのスポーツカーの楽しみを、PDKは充実させている。

60km/hまでなら走りながら行え、所要時間11秒というルーフ開閉の万能ぶりは、ボクスターのもうひとつの長所だ。ほぼいつでも、どこでも2種類のボディを楽しむことができるところは素晴らしい。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★☆☆
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

金子浩久|モータリングライター
1961年東京生まれ。著書に、『10年10万キロストーリー』、『セナと日本人』、『地球自動車旅行』、『ニッポン・ミニ・ストーリー』、『レクサスのジレンマ』、『力説自動車』(共著)などがある。

《金子浩久》

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