同じ相手に連続当て逃げ、飲酒運転の男を逮捕

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兵庫県警は9日、兵庫県佐用町内で乗用車を飲酒運転し、短時間に2度の接触事故を起こしたとして、51歳の男を飲酒運転などの容疑で逮捕した。事故が発生した現場は約6km離れていたが、被害を受けた車両は2度の事故とも同一だったという。

兵庫県警・佐用署によると、最初の事故が起きたのは9日の午後1時10分ごろ。佐用町本位田の県道を走行していた軽トラックが対向車線側に逸脱。対向車線を順走してきた普通トラック(ゴミ収集車)と接触し、そのまま逃走した。

軽トラックがそのまま逃走したことや、被害が軽微だったこともあり、普通トラックを運転していた34歳の男性は警察への通報を断念。そのまま仕事を継続していたところ、午後1時45分ごろに佐用町大畠付近の県道で軽トラックに追突される2件目の事故が発生した。

この際にも軽トラックは逃走したが、男性は1件目の事故を起こした軽トラックに特徴が似ていることを確認。約2kmに渡って追跡し、最終的には強制的に抑止して警察へ通報。駆けつけた同署員が軽トラックを運転していた男にアルコール検知を行った結果、酒気帯び相当量のアルコール分を検出したため、道路交通法違反(酒気帯び運転、当て逃げ)の容疑で逮捕している。

調べに対して男は「飲酒運転の発覚を恐れて逃げた」などと、当て逃げ容疑を大筋で認めているが、接触した相手が2度とも同じことには気づいていなかったという。警察では「短時間に、別の場所で同じ相手に接触するのは極めて珍しい」としている。

《石田真一》

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