9日夕方、北海道小樽市内の市道を歩いていた25歳の男性が、後方から進行してきた乗用車にはねられる事故が起きた。警察ではこの男性を故意にはねたとして、25歳の女を殺人未遂容疑で逮捕している。
北海道警・小樽署によると、事故が起きたのは9日の午後5時50分ごろ。小樽市蘭島1丁目付近の市道で、道路右側の路肩を歩いていた25歳の男性に対し、後方から進行してきたクルマが突っ込んだ。
男性はエンジン音に気づいて回避したが接触。左足を打撲する軽傷を負った。クルマは男性の交際相手である25歳の女が運転していたが、男性に向かって故意にクルマを突っ込ませたことを認めたため、警察は10日までに殺人未遂容疑で逮捕している。
男性は女が運転するクルマの車内で事故直前まで別れ話をしていたが、女はこれに逆上。危害を加える意思を持ってクルマを進行させたとみられる。調べに対して女は「相手を殺し、自分も死のうと思った」などと供述しているようだ。