【プリウス プロトタイプ 試乗】205万円なら納得…萩原秀輝

試乗記 国産車
【プリウス プロトタイプ 試乗】205万円なら納得…萩原秀輝
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いまだにトヨタからの正式発表はないけれど、新型『プリウス』の予約注文をした見積書にハッキリと車両価格が205万円と記載されていたという報告がニュースサイトにアップされていた。もう間違いナシだ。

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ただ、そうなるとボクの評価はガラッと変わってくる。当初、ベースグレードの価格が250万円あたりと予想されていたからだ。なので、プロトタイプに試乗する前の段階で、リアサスがトーションビームと知ってガッカリしたもの。このサスは、スペース効率が高くコストが抑えら軽量化もできるので、ベーシックカーやコンパクトカー、あるいはファミリーカーにとってはメリットがある。

でも、250万円後半の価格帯のクルマで、たとえTHS-IIのコストを乗せたとしても、それでイイの……と思っていた。試乗後も、リアサスの動きがスッキリしなかったので「ヤッパリね」という結論に。とくに、17インチタイヤを装着したモデルは接地感の硬さが気になったり、革張りシートは後席の座り心地が平らな座布団のようだったりと、価格帯に対する満足度がイマイチだった。
 
ところが、200万円台前半ならハナシは違ってくる。むしろ、16インチタイヤを装着したモデルは路面から入力に対して振動の“カド”がないこととか、スェード調シートの肌触りが上質だったこととか、価格帯に対する満足度も上昇する。たぶん、17インチタイヤを装着したモデルも、試乗車が量産試作段階だったことを考えれば、最後の最後まで開発を続けるトヨタのことだから、市販モデルは問題点を解決している可能性さえある。
 
快適性の再確認をする意味でも、市販モデルに乗るときに楽しみでならない。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★★★

萩原秀輝|AJAJ会員
学生時代より自動車誌にてスタッフを経験、卒業と同時にフリーランスのリポーターになる。かたわらツーリングカーレースに参戦し優勝の実績もある。そうした経験を生かし「走り」については深い洞察力を持つ。評価にあたってはアラ探しをするのではなく「乗る人の利益を前提にそれがどう満たされているかを見出す」ことを重視。また、確かな走行理論を基に各種の安全運転教育の講師を務め、これまでの受講者は累計で1万人を越える。

《萩原秀輝》

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