岩谷産業、燃料電池搭載の電源車を開発…クリーンな電力供給

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岩谷産業、燃料電池搭載の電源車を開発…クリーンな電力供給
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岩谷産業は、燃料電池の高い環境特性に電源車の機動力を加えた「純水素型燃料電池を搭載する移動式電源車」を開発、専用の水素トレーラーとともに完成した。

新型移動式電源車は独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業「新利用形態燃料電池標準化等技術開発」の助成を受けて開発したもので、今後は試験的運用を通して実用化へ向けた改善を加え、2011年度に商品化を目指す。

純水素型燃料電池を搭載した電源車は、特に屋内やトンネルのような閉ざされた場所での作業、イベントや住宅街での夜間工事、災害時の非常用電源など広い用途で高い利便性と従来技術に対するアドバンテージを発揮するとしている。

この国内初となる燃料電池電源車の開発に伴い、35MPa充填容器を搭載した水素トレーラーを使用した水素供給システムも併せて新開発した。16時間以上の長時間定格連続運転を実現し、一般的な配管継手を介して別途水素容器の接続が可能、供給源の切替は自動で行われため、大型の水素容器や貯蔵設備とともに使用すれば長時間にわたる連続運転時間を確保できる。

新開発電源車は4月18日 - 19日に代々木公園で開催される国内最大級の環境イベント「アースデイ東京2009」でのピースマイルステージに音響システム用電源を供給する。

《レスポンス編集部》

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